izaより
つくばエクスプレス利用者 1日19万5300人
つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(本社・東京都、高橋伸和社長)は12日、平成18年度の営業実績を発表した。1日当たりの輸送人員は19万5300人で、開業した17年度の15万700人を29.5%上回った。これにより、営業収益も267億円に達した。同社では、営業実績が好調だったこともあって、輸送力の増強を図るため、平成20年末までに車両4編成、24両を新たに導入することにした。
18年度の輸送人員は、7100万人に達した。17年度は、8月に開業のため営業日数220日で3500万人だった。1日当たりの輸送人員は定期11万8200人、定期外7万7100人の計19万5300人で、17年度の15万700人を大きく上回った。 同社では、沿線を中心としたイベントやPR活動を行ったことに加えてマンションや住宅の建設、大規模小売り店舗の新規開業など、沿線の開発が進んだことなどから、通勤・通学の定期利用客が順調に増えたことが要因とみている。 決算概要では、営業収益は267億7400万円に上ったが、減価償却費181億5600万円を含む営業費が293億100万円に膨らみ、営業損益は25億2700万円、経常損益は47億2000万円、最終的な当期純損益は37億6000万円の赤字決算となった。
一方、好調な営業実績を受けて、現在の30編成180両に加えて新たに4編成24両を増強することにした。これにより、1時間当たりの最大運行数を、現在の16本から20本に増加できる。