Tuesday, July 10, 2007

新しい鉄道の開通による効果を考察する(1)

つくばエクスプレス開通後の沿線開発を予想するために、近年、首都圏で同様に新規の鉄道が開通した場合の事例について考察した。

事例(1) 横浜市都筑区の横浜市営地下鉄(横浜市高速鉄道)、センター北駅。

【背景】横浜市営地下鉄は1972年から開業を開始し、営業路線を徐々に増やし、1993(平成5)年に「新横浜~あざみ野」が開通した。主要駅の横浜駅からセンター北駅までの所要時間は23分であり、つくばエクスプレスの秋葉原~流山おおたかの森の25分と同様と考え設定した。

【詳細】
センター北駅:港北ニュータウン内の開発のため1993年開業。
1日平均乗車人員:14,634人(2005年度:Wikpediaより)。
港北ニュータウンは、横浜市と都市再生機構が開発を進める事業として開発中。
注目の住居:港北センターヒルズ(2007年)、港北センタープレイス(2005年)。

1989年、センター北駅開業前の区画整理中の様子は下図の写真からわかります.
まだ殆ど建物は建っていません。開発が始まったばかり。
2004年ごろが、下図の写真です。15年程度で殆どの区画が埋め尽くされ、一部駅前が、さらに造成中です。この部分に、港北センターヒルズ(2007年)、港北センタープレイス(2005年)が入りました。
センター北駅周辺は、横浜市と都市再生機構が開発を進め開業から約15年で大きな進歩が見られました。現在もさらに人口が増加中で、特に若い世代が多く移り住んできています。平均年齢は全国より10歳程度低く、もちろん子供の割合も高いです。

【まとめ】新しい鉄道開通に伴って、大規模な開発を進めて、区画整理、大規模な商業施設などが出来ると、その都市の魅力は高まる。ただし、都心へのアクセスなど基本的な要素を満たすことは必須。

@つくばエクスプレスの流山おおたかの森と柏の葉キャンパスをセンター北とを簡単に比較をしてみた。


流山おおたかの森と柏の葉キャンパスはセンター北と異なる点もあると思いますが、似ているところもあり、横浜の便利さやブランド力などには劣ると思いますが、まだ両者の地区には人が移り住んで来ていなく、これから人口が大きく増えるので駅の利用者数など商圏の大きさは期待できそうに思います。


<<キーワード>>鉄道名 つくばエクスプレス 横浜市営地下鉄線 駅名 流山おおたかの森 柏の葉キャンパス センター北 他乗入れ線 東武野田線乗り入れ なし なし 一日利用者数 19800人(2006年) 6800人(2006年) 14634人(2005年度) 新規路線の開業年 2005年 1993年 駅前商業施設 流山おおたかの森SC ららぽーと柏の葉 都筑阪急・モザイクモール 店舗数 135店 185店 130店 マンション名 フォレストレジデンス(2006年) パークシティ柏の葉(2007年) 港北センタープレイス(2005年) 港北センターヒルズ(2007年)立地 駅徒歩4分 駅徒歩1分 駅徒歩5分 駅徒歩5分戸数 524戸 977戸 728戸 451戸坪単価 160万前後 180万前後 179万前後 224万前後売主 東京建物・オリックス不動産 三井不動産 東急不動産、近鉄不動産、三菱地所、阪急不動産 最終期 予定価格(万円) 4990万円~6680万円予定 3LDK~4LDK 76.68m2~93.39m2 専有面積は約74~127m2、坪単価は224万円。高速道路 常磐近 第三京浜・東名近

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